Brot(ドイツのパン) ※2001年作成

ドイツ家庭の食事の主役「パン」。その種類の多さには驚くばかりですが、消費量もヨーロッパ随一と言われています。年間で6,5百万トンのパンが焼かれ、西ヨーロッパでは1位。一人当たりの年間消費量は83,4kgで、ヨーロッパ全体の平均66kgを大きく上回っています。今回は、そんなドイツのパンを特集しました。
RBスタッフが、それぞれおすすめの食べ方を持ち寄って開いた試食会での感想もお届けします。
ドイツのパンは固くて重い、と敬遠せずにあなたもぜひ試してみませんか?


パンの種類

試食会

こぼれ話

 

パンの種類

ドイツのパンはその大きさからBrot(大きな一塊のもの)とBroetchen(日本でいうロールパンくらいの大きさのもの)と分けて呼ばれています。形や原材料から個々に名前があり、その種類は1200種類以上とも言われ、とても数え切れません。
原材料は主に小麦とライ麦です。北ドイツにはライ麦主体の黒パンが多く、逆に南ドイツには小麦主体の白パンが多く見られます。北と南ではその気候・風土に差があり、北へ行くほど良質のライ麦が獲れ、また南では小麦の生産量が多くなるからです。

Broetchen
よく知られている朝食用の小さい丸パン。
横に半分に切って、バターやジャム、チーズ、ハムなどをのせて食べるのがドイツ風。

Weizen Brot
小麦が原料の白パン。柔らかく、くせがない。日本人向き。トーストやサンドイッチにもあう。

Roggen Brot
ライ麦が原料の黒パン。酸味が強く、粘り気と歯ごたえがある。

Berliner
菓子パンの代表。
ドーナッツ生地のようなドーム型のパンの中にジャムやクリームが入っている。

☆上記の他にも小麦とライ麦を混ぜて作ったMischbrot (配分によってWeizenmischbrot,Roggenmischbrot と呼ばれる)や大麦(Gerste)入り、そば粉(Buchweizenl)入り、麦芽(Malz)入りのパンなどもあります。

 

試食会

日本でも健康志向からフォルコーンブロート、無漂白パンなどと呼ばれるドイツパンの特徴に近いパンが人気を呼んでいますが、ライ麦の含有量が多い「Sauer」といわれるパンには馴染めない人も多いと思います。ところがドイツをこよなく愛している我々RBのスタッフたちは、「結構これがいける。」とすっかり自分の食卓に取り入れています。薄めにスライスし、ジャムやチーズ、ハムをのせて食べればすっかりドイツ人?旅行先のホテルの朝食のパンを食べるうちに自分の好みの組み合わせを見つけたようです。またドイツ人の「おすすめ」に自分流のアレンジを加えている人もいました。
ここで話題になったのが、"Pumpernickel"。
皆さんはご存知ですか?
発祥地はノルトラインウェストファーレン州のHelweg 地方。中でもゾースト(Soest)には1570年以来ずっと、ライ麦粉と水だけでPumpernickel を焼いているパン屋さんがあります。このパン、真っ黒でとても重く、味にもかなりクセがあります。なんでも20時間〜24時間かけて焼かれるといいます。
スタッフの1人Kは「これにはカマンベールチーズが一番!」、Eは「Kraeuter(香草)入りクワークやクリームチーズも試してみて。」となり、試食会はどんどん盛り上がっていきました。「ジャムとチーズのコンビもなかなかいいね。」「Roggenbrotにカマンベールもいいかも・・・」
カップにはコーヒーが足され、甘いベルリナーもスタッフのお腹に納まり、会は好評のうちに終了。
ただそんな“ドイツのパン大好き”のスタッフたちも食べるのはもっぱらドイツ人の友達と一緒の時や、1人の朝・昼食の時が多いようで、家庭での食卓にいつも・・・とまではいかないようです。


こぼれ話

木箱入りのパン

Ratingen のパン屋“Kamps”では、木箱入りのパンが買えます。
数種のナッツが入っていて、しっとりした感触で少し甘味があるので、お菓子感覚で食べられます。人気商品なのですぐに売り切れてしまいますが、残念ながら予約はできません。

 

焼きたてのパン

デュッセルドルフ近郊のハイリゲンハウスにある、18世紀に建てられたベルギッシュランドスタイルの農家、Gut Zehnthofでは昔ながらの 石釜(Steinofen)で焼いたパンを食べることができます。 パッペンホフ夫妻は、毎週土曜日に当時から使用されている石釜に火をいれ(もちろん、炭火で火をおこしています!)、Vollkornbrot(完全粗麦粉パン) 、Roggenbrot(ライ麦パン)、Malzbrot(麦芽パン)等を全くの手作りで焼いています。予約をすれば、建物の中が見学でき、台所でパン作りを体験したり、当時のベルギッシュランド風お茶会を楽しむこともできます。
尚、この焼きたてのパンを購入するにも事前の予約が必要です。

Gut Zehnthof
Kurt &Magret Papenhoff
Zehnthofweg 12, 42579 Heiligenhaus
Tel: 02102-963555
Fax: 02102-963556

Westfaelisches Freilichtmuseum Hagen

Maeckingerbach, 58091 Hagen
Tel: 02331-780739
開館日:火曜日〜日曜日 
開館時間:9:00〜18:00(11月〜4月は16:30まで)
入館料:大人 7DM, 子供 3DM

18〜19世紀の職人の町を復元した美術館で、昔ながらの石釜でパンを焼く実演をしています。

 

パン作り体験旅行

ドイツ国内には、何個所かパン作りに挑戦できるペンションがあります。ドイツの伝統的な生活を体験してみるのも面白いのではないでしょうか?

名前 住所 Tel 料金
Maria Link Flurstr.8,
97650 Fladungen
09778/1025 250DM
1週間朝食付
Anton und Angelika Hutter Dorfstr 5,
82418 Murnau / Waltersberg
08847/292 一日80DM
Rheinhold und Urusula Koelzer Im Backrsflur 1,
56858 Forst
06545/1640 一日70DM
Touristik Zentrum
Оberes Taubertal
Romantische Strasse 14,
97993 Creglingen
07933/631 70DMから