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最終更新日 2007/10/04
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Bio(エコ商品)日本でも、自然食品に関心が深まっていますが、ここドイツでも多くの商品に様々な表現で、エコがうたわれています。では、「エコ商品」とは何をさすのでしょうか?その見分け方はどうすればよいのでしょうか?余りに漠然としているこのテーマに今回は挑んでみました。
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| 1.栽培・飼育 : | 肥料や農薬を与えるべきかどうか、与える場合どの肥料、農薬をあたえるべきか、またどの植物を輪作するかなど、植物の成長段階ごとに規定されている。 |
| 2.加工 : | 生産者と加工者が製造過程で遵守すべき基準や使用できる物質について規定している。使用の許可が明言されていない物は使用してはならない。これは全ての素材料に適用され、自然物質でないもの、すなわち化学的に製造された物質、例えば塩や膨らし 粉として利用されるナトリウムカーボナート(炭酸ナトリウム)は加えてはならない。 |
| 3.マーク: | 紛らわしい名前や表示は禁止されている。,,Bio''や,,Öko''の表示ができる製品は EUの基準に適合したものだけである。 |
| 4.チェック: |
全ての食品製造業者は食品管理を所轄とする国の公的機関による検査を受けなければならない。また全ての食品製造業者、農産物生産者、加工者、輸入業者は定められた 検査を受ける義務がある。ドイツでは国によって認可された私的機関によって実施されており、このような機関には国内統一の認可ナンバーが与えられている。 |
1."Bio" ってどういう意味?
−"Bio"
とは「生命」という意味のギリシャ語です。Bio(酪)農業とは、例えば化学肥料や農薬の使用を避ける、家畜は本来あるべき状態で飼育をすると言ったような、自然と調和した特殊な農業の形です。
2.本当に有機栽培の食品なのか信用していいの?
−1993年に定められた「エコに関するEU通達」により、エコ商品(有機栽培食品)の規準は厳しく管理されているので、信頼できます。この規準をクリアした商品でなければ
"Öko"や"Bio"の表示を許されません。
3.誰が管理しているの?
−EUの検査機関"EU-Öko-Kontrollstellen"
が管理しています。
エコ商品を生産する全ての生産者(例えば農家、製粉業者、パン屋など)は、運営状況を帳簿に正確に記入することが義務付けられています。例えば酪農家は、どのような餌を使い、どれくらいの頻度で家畜が病気にかかり、どのように飼育し、どのような肥料を使っているかなどを全て記録しなければなりません。
4.エコ商品はどこで買える?
−エコ商品専門店はもちろんのこと、最近ではエコ商品への需要の増加に伴い、基本的な食品(牛乳、パン、ジャガイモなど)は多くのスーパーマーケットで売られるようになりました。
また、エコ商品を生産している農家の中には農場や市場などで直に販売している所もありますし、定期的に自宅へ配達してくれる所もあります。
5.エコ商品って高いですよね?
−例えば、エコの規準に沿って家畜を飼育している酪農場では家畜を放し飼いにするため、より広い土地が必要となります。従って、そのコストが生産品に上乗せされるので、エコ商品の価格はおのずから高くなるのです。
6.子供にどんな食品を与えたら良いのでしょう?
−子供に与える食品、とりわけ乳幼児への食事は安全な食品を選びたいものです。エコ食品を購入する際は、パッケージに検査機関のコード番号がついているか、または"Öko-Kontrollstellen"の表示があるか等をしっかりとチェックしましょう。
野菜や果物は、汚れた空気で表面が汚染されているので、食べる前にしっかりと洗ってください。
エコ商品に関心を持つ人が増えるに従って、いかにもエコロジーを意識しているかのような紛らわしい表示がされている商品が増えていますが、きちんと基準を満たした商品を買いたい人は「Öko-Kontrollstellen」の表示をきちんと確認することをおすすめします。
〈表示一覧〉
| エコ(酪)農法で栽培された商品を表すもの | 必ずしもエコ商品とはいえない表示 |
| Bio Biologisch Biologisch-dynamisch Bio Anbau Kontrolliert ökologischer Anbau Kontrolliert biologischer Anbau (kbA) Ökologische Agrarwirtschaft Organisch Ökologisch Ökologischer Landbau EG-Kontrollsystem Ökoligischer Landbau Organic Organisch-biologisch |
Alternativ Auf Gründünger gewachsen Biologische Schädlingsbekämpfung Naturgedüngt Gewachsen ohne Chemie Kontrollierter Anbau Naturnahe Verfahren beim Umweltschutz Nicht chemisch behandelt Nicht gespritzt Aus umweltschonendem Anbau Ohne Kunstdünger Umwelt verträglich Unbehandelt Ungespritzt |
少しでも健康に良いと思われるエコ商品を買おうと思っても、いざ商品を手に取ると、そこには実に様々なシンボルマークやコピーが印刷されています。一体どれが信頼できる表示なのでしょう?
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Bio-Siegel グリーンの線で描かれた六角形の中に"Bio"と書かれたラベルは、EUによって定められた規定にそって生産されたエコ商品であるという称号です。 |
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コード番号または検査機関名が記された検査済みの表示。 |
この他ドイツで生産されたエコ商品には100を超えるシンボルマークがあります。以下はその一部です。
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また大型店や自然食品店ではエコを示す独自のシンボルマークを表示していますが、これらの商品には2001年9月からは国内で統一された Bio-Siegel も併せて表示されています。
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ヨーロッパ各国のエコマーク
![]() フランス イギリス オランダ オーストリア スウェーデン |
![]() アイルランド デンマーク ルクセンブルク ハンガリー ベルギー |
![]() スイス イタリア ポルトガル スペイン |
厳格な規定のもと生産されるエコ商品は、どうしても値段が高くなりがちです。しか し、原因がはっきりしない環境ホルモンの問題などを考えると、エコ商品は化学肥料やホルモン剤を含まない安全性の高い商品なので決して高くないかもしれません。デュッセルドルフと近郊のエコ商品を取り扱うお店を以下に抜粋して紹介します。
デュッセルドルフに昨年12月、新装開店しました。
店内に入ると、カイザースなど他のスーパーマーケットと変わらない売り場の様子・・・例えば、量り売りの野菜、接客カウンターで買うチーズ、肉類、その他普通に陳列された品々・・・でも、よく見るとそれら全てがエコ商品で、その数は6000種類にも及びます。価格的には、少し高めの物から、さほど一般品と価格差を感じない物までありますので、一度ご自分の目で確かめてみることをお勧めします。入りやすく、普通のマーケットのように実際に手にとって見ることもできるお店です。
| 取扱商品: |
野菜、果物、乳製品(チーズ、牛乳、ヨーグルト)、肉、調味料(オイル、しょうゆ、味噌、ドレッシングなど)、小麦粉類、ジャム、菓子類、飲み物、ワイン、化粧品、紙おむつ、ベビーフード、ペットフードなど |
| 住所: |
Aachenerstr. 57, 40233 Düsseldorf |
| 営業時間: |
月-金 8.00〜20.00 |
| ウェッブサイト: |
www.superbiomarkt.de |
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| 住所: | Necklenbroicher Str. 74, 40667 Meerbusch |
| Tel: | 02132/5777 |
| 営業時間: | 火 13時〜18時 木 17時〜20時 土 8時〜13時 |
メアブッシュ Buederlich地区とデュッセルドルフ Oberkassel地区を結ぶ Niederlörickerstr.にあるこのお店はFam. Rahmさん運営のエコショップで1999年からこの木造りのお店となりました。Fam. Rahmさんは1989年、デュッセルドルフ北西のライン川堤防沿いで農作物の生産を始め、1991年、Naturland に加盟し、その基準に沿って耕作、11ヘクタールの畑では、ジャガイモ、ニンジン、玉ねぎなどをはじめ、多種の野菜を栽培しています。グリーンアスパラガスのためには1.5ヘクタールがあてられています。その他、数々の果実、また、畜産も手がけています。Rahm さん一家の活動はとても活発で、毎月ご自分の農地を一般公開、人数がまとまれば特別にガイドもしてくれます。また、エコマーケットにも出店しているので、デュッセルドルフにお住まいの方は、市場で買うこともできます。
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どの街にも見かけるこのマーク、自然食品を初めとするエコ商品を扱うチェーン店で、高品質で健康を意識した安全な商品を扱うことが目標とされています。ここで取り扱われている多くの商品には共通したロゴマークがつけられていますが、(Neuform)これは、製造業者でも、販売業者のロゴでもなく、エコ商品を斡旋する組合のマークです。所属業者は約60社にもおよんでいます。リフォームハウスの元祖とも言える店はすでに100年以上も前に創立されましたが、紆余曲折をかさね、現在では、自然食品、健康食品、ウエルネス、フィットネス関連商品まで扱われています。
ここは、自然化粧品を主に扱うお店で、広い店内には豊富な商品が揃っています。販売員は皆、きちんとした知識を持っているので、いろいろと相談しながら商品の選択ができます。
| 住所: | Friedrichstraße 3, 40217 Düsseldorf |
| Tel: | 0211/378655 |
| eMail: | calendula@mail.isis.de |
| 行き方: | 路面電車 703, 704, 706, 712, 715 で Graf-Adolf-Platz駅下車 |
Meerbusch Strümp の静かな住宅地にあるかわいいお店です。扱われている商品は全てエコ商品で、近郊のエコ農家からの野菜をはじめドイツ国内、フランス、スペイン、スイスなど各地から取り寄せられたエコ食材や日用品が並んでいます。
《主な商品》
| ・野菜、果物類; | かぼちゃもあります。 りんごの皮ごと丸かじりも安心。 |
| ・パン類; | エコベーカリー "Hercules" と "Schomaker" から毎日仕入れています。 |
| ・肉、ハム、ソーセージ類 | |
| ・乳製品(各種ヨーグルト、牛乳、チーズなど) | |
| ・エコワイン; | ドイツ、フランス、スペイン、イタリア産 〔隣接のレストラン"REGALIDO"(「あれこれ紹介」参照)のワインリストにも載っています。〕 ※ワインを飲むと頭痛がするという人がいますが、これは酸化防止剤として使われる
Schwefel(亜硫酸=二酸化硫黄)が引き起こしているといわれています。 |
| ・レストラン"REGALIDO" オリジナルのキッシュ、ケーキ類 | |
| ・その他の食材; | フランス産カマンベール、イタリアのパスタ、ハーブ、スペイン産オリーブ、オリーブオイル、お茶、香辛料、アジア食材など。 |
| ・その他; | スナック菓子、アレルギーの人向けチョコレート風お菓子、石鹸、コスメティック、オランダ製手作りろうそく、ドイツLutherer社製木製手作りおもちゃ(*取り寄せ可)、プロヴァンスの布地 |
《主な仕入先のウェッブサイト》
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食品もさることながら、キャンドルやにおい袋、洗剤、石鹸など身の回りには体に有害な物質がたくさんあります。有害物質すべてを取り除いたり、エコ商品ばかり買い揃えることはとても出来ません。しかし妊娠中や子供の離乳食の時期は特に安全性は気になりますよね。上手く買い分けて経済的かつ健康的な生活を送りたいものです。
・雑誌 「Ökotest」
なかなかエコ専門店まで足を運べないという方は一般店でも比較的安全な商品を探すことができます。
この雑誌では写真付きでエコテストの結果が紹介されています。 ウェッブサイト:
www.oekotest.de
・Stiftung Ökologie & Landbau : 「Einkaufen direkt beim Bio-Bauern」
この本はドイツ国内のエコ農場の一覧表です。
住所、電話番号、取扱商品、営業時間およびその農場が所属する団体名が記されています。
近くのエコ農場を探すには便利です。
www.gutes-vom-bauernhof.de/produkte/index.htm
www.landwirtschaftskammer.de/more/801.htm
| 比較年度 | ドイツでのエコ耕作面積・作付け(ヘクタール) | エコ農家数 |
| 1998 | 390,000 | 8,184 |
| 2002 | 635,000 | 14,702 |
上記の通りエコ生産物に対する取り組みは確かに上昇しているが現状は、国内の経済状態の悪化による消費の落ち込み、ニトロフェンスキャンダルに加え、各国からの安価なエコ商品が国内に流れ込んできていることによって厳しい状況を迎えているようだ。
《価格競争》
ドイツのエコ商品は、国内の厳しい基準に準じて生産されているので、その安全性や品質の高さは大いに信頼できるものとなっている。しかし、2001年秋、Verbraucherministerin
のKnäst氏がドイツ既存の基準よりもレベルの低いEU規定に適応したBio-Siegel(エコマーク一覧参照)を導入したためにヨーロッパ各国から、低価格の商品が大量に流れ込むようになり、価格面では太刀打ちできなくなりつつある。
例えば、2002年のエコ商品の売上は前年比10%の上昇となったが、これを喜んだのはドイツ国外のエコ生産者で、ドイツ国内の製品の売上は赤字となった。DBV(Deutsch
Bauern Verein)によれば、2001年7月から2002年7月の1年間に15.2%も利益が落ち込み、今年もさらに15%程度落ち込む見込みという。
国内のエコ生産者は今後さらに状況が悪化することを懸念している。
この打開策として、まずはEU基準をドイツ並に引き上げることを要求している。
またBio-Siegel
に生産地を表示し、顧客に国産品を購入してもらうことを働きかけようとしている。
また、Byern州では東ヨーロッパ諸国と提携も検討されているが、それが実現すればBayern州の農家の人々から多くの経済援助を受けている団体のシンボルマークをつけた東欧商品が市場に出回ることになると予想している。
いずれにせよ国内エコ生産者のかかえる問題は多い。
〈参考ウェッブサイト一覧〉
Info bei: info@rheinbruecke.de |