ボランティア ※2001年作成

「ひゅうまねっと」「折り紙の会」「読み聞かせ会」をご存知ですか?この3つのグループはデュッセルドルフで活動している日本人のボランティアグループです。ラインブリュッケではその様子をご紹介いたします。

ひゅうまねっと

折り紙の会

読み聞かせ会    

 

ひゅうまねっと

帰国や引越しのとき、必ず浮かんでくる名前、それは・・・・・゛ひゅうまねっと゛。
デュッセルドルフ近郊に住む日本人の間にかなり知れ渡っている名前です。現在40人ほどで活動しているボランティアグループで、帰国のときなどに出る不要品を寄付の形で提供してもらい、これを整理して市内Oberbilk 地区にあるセカンドハンドショップで販売しています。この収益金は東欧をはじめ、現在緊急に援助を必要としている人々のために役立てられています。
゛ひゅうまねっと゛は1991年2月、フックス真理子さんが主催する日独文化フォーラムを中心として、当時日本人クラブで「ラインの流れ」の編集に携わっていた人々を中心に始まりました。様々な困難があったにもかかわらず、その都度メンバー間で話し合い協力しあって今日までの約10年もの間その活動が続いています。
最近の主な援助先はイエデバブノ養護施設(ポーランド)、キリスト関係孤児援助施設(ルーマニア)、オストロビィエッツ養護施設(ポーランド)、マイネイバー(クロアチア)、キンダーヒルフェツェントルム(デュッセルドルフ)、ベーテル(ビーレフェルド)です。とくにイエデバブノ養護施設は6年前に始まった゛ひゅうまねっと゛による全面的な援助によって、施設の新設の完成も間近です。
また医薬品、衣類、学用品、寄付金などを、援助先の信頼のおけるパートナーに直接手渡すために遠路危険な旅をすることもあります。

年一回春(5月中旬)には、VHS(フォルクスホッホシューレ)の協力のもとでジャパンバザーを開催しています。(このバザーはかなり有名で遠いところはフランクフルトからもわざわざ買い物に来る常連の人もいるそうです。)


ひゅうまねっとのショップ


お店の内部


イエデバブノ養護施設の皆さん

ひゅうまねっとの援助により只今新居を建設中!

 寄付できるもの

bullet電気製品(日本仕様可・・・大歓迎)
bullet食器(欠けていないもの)
bullet台所用品
bulletベビー用品
bullet
bullet寝具類
bullet文房具
bullet中古ビデオカセット(重ねて録画できるもの)
bulletアクセサリー
bullet日本の民芸品 (その他にお菓子やお茶などのきれいな空き缶も人気商品のひとつ)

  寄付できないもの

bullet大きい家具(大きい電化製品・・・洗濯機、冷蔵庫など)
bullet痛んだ衣類、リネン類(穴、ほつれ、大きなしみがある)
bullet汚れた食器(欠けた食器)
bullet洗剤、薬品、スプレー
bullet食品、調味料

残念ながら、寄付していただいたものの中に、やむなく処分するしかないものも含まれていて、時には処分費用がかかってしまうこともあります。もう一度、ご確認ください。

 寄付の仕方

bullet持参・・・公文オーバーカッセル教室 Niederkasseler Kirchweg 112, 40547 Düsseldorf, Tel: 0211-573573
  ※月一回、受け取り日時が決まっています。お問合せください。
bullet車での引き取り・・・電話で打ち合わせの後引き取り。引き取り日まで少し余裕を持ってお電話ください。
 Tel: 0211-578663    担当:野村
ただいまスタッフ募集中!!

ボランテイアに興味がある人、時間がある人メンバーになってみませんか?
お店当番(月1回、3時間から)、品物の整理、ニュースレターの作成など仕事もさまざまです。
Tel: 02132-5517

お話を伺うためにお店におじゃましてとても印象に残ったことは、スタッフの方々の明るい笑顔とてきぱきとした仕事ぶりでした。皆さん楽しくおしゃべりをしながらも、手はしっかり働いていてサスガ!!と感心させられました。膨大な量の寄付品を整理し、値札をつけ、お店に飾り、お客様に応対する。これは一言で語ることのできない大変な作業です。それぞれに忙しい中、時間と体力のやりくりをして活動なさっている様子に、今まで気軽に考えていた寄付の出し方も、それを整理する方々のことを考え、きちんと洗ってキチンとたたみ、整理しやすいように出さなくては申し訳ないと、深く、深く感じたラインブリュッケ・スタッフ一同でした。

また゛ひゅうまねっと゛の皆さんの努力の向こうに、援助を受けている子供達のすばらしい笑顔があるのだな、と心が温かくなるお話を伺うことができました。


ひゅうまねっとのメンバー

 

折り紙の会

折り紙の会は毎月第2月曜日の午後、市内Flingern地区にある老人ホーム「Diakonie Erisabeth-Heim」で開かれています。
この会が発足したきっかけは、特にお年寄りの介護に興味があった日本人女性4人が「何か自分たちでお手伝いできることはないか。」と当時この老人ホームでインターンとして働いていた日本人の男性の紹介でホームの所長に申し入れをしたところ、所長から「お年寄りに日本の伝統である折り紙を教えてみては?」という提案をされたのが始まりだそうです。
早速メンバー集めや練習などの準備期間を経て1994年8月に第1回がスタートしました。

その日何を作るかについては、半年に1回ほどメンバーで集まって事前に6回分をまとめて決めるそうです。なるべく季節に合ったもの、そしてそれほど複雑ではないものを選びます。1度に作るのは原則として1種類。事前の練習は教本をコピーして各自でされているそうです。ラインブリュッケがおじゃました日の作品はペンギンでした。
参加されるお年寄りの中には積極的に手を動かし自分でいくつも作っていらっしゃる方、手先が不自由なためじっと見ている方と様々な方がいらっしゃいました。皆さんその場の雰囲気をとても楽しんでいました。 出来上がった作品はそれぞれの部屋に飾っていらっしゃるそうです。

この日は女性ばかり8人が参加されていましたが、皆さん色の明るい洋服を着て、アクセサリーをつけ、お化粧もちゃんとしてとてもきれいにされているので驚きました。
会場であるホームのカフェには陽光が射し込み明るい室内に皆さんの笑い声が響いていました。

参加者の中にはホームで介護人として働いていらっしゃる方もいて、その中の一人、Frau Kühr は毎回会場のテーブルセッティングや飲み物や折り紙、その他の道具の準備をしてくださっています。この会が6年もの間途絶えることなく続いているのは、そうしたホーム側の理解とバックアップがあることも理由の一つでしょう。


折り紙の会の風景


皆さん真剣です


また昨年のホーム主催のクリスマスバザーには「折り紙の会」も参加し、メンバーの皆さんで作成した作品の売り上げをホームに寄付されたそうです。

顔なじみの方が亡くなったりと悲しい出来事もありますが、やはりお年寄りの皆さんに毎回「Danke schoen !!」と笑顔で言われることにやりがいを感じているそうです。


クリスマスバザーでは出店も

 

日本クラブ図書部読み聞かせ会

この会は1992年に日本クラブ図書部の活動の一つとしてスタートしました。その後徐々に活動内容も増え、現在は毎月の定例会と日本人小学校で行われる学校読み聞かせ会が運営されており、12名の女性がメンバーとして活躍されています。
当初定例会は、月一回日本クラブの一室で行われていましたが、交通の便や開催時間が午前ということもあり、参加者が思うように集まりませんでした。そこで1994年秋より会場を日本人居住者の多いオーバーカッセルとメーアブッシュの2ヶ所とし(公文教室のご好意により場所を提供していただいているとのこと)、時間も午後に変更されたので幼稚園や学校帰りのお子さん達が気軽に立ち寄れるようになりました。
毎月選ぶお話はできるだけ日本の行事や季節に合ったものを、と心がけているようですが、特に12月や夏・春休みの月にはそれぞれ「クリスマス読み聞かせ会」、「夏休み読み聞かせ会」などと名称も変わり、それぞれのテーマに添って構成されます。また内容も、ただ絵本を読んで聞かせるだけではなく、本を見ずに直接子供たちの目を見て語るお話や、紙芝居(手作りもあり!)、パネルや紙人形、絵カードを用いながら子供達と共に話の展開やことば遊びを楽しむなど、いろいろな手法を組み合わせて聞き手を飽きさせずにお話の世界に引き込む工夫がされています。

もう一つの柱である学校読み聞かせ会は、1996年秋からの試みです。
昨年は二学期・三学期の各一回ずつ、図書(国語)の時間を利用して各学級ごとに行われました。定例会のための練習は各自で行うことになっていますが、こちらの方は授業時間を使うということもあって、プログラムの作成から練習会など、2ヶ月程の準備期間が必要だそうです。大変ですが子供達の反応も良く、やりがいのある活動のようです。
難しいであろう新刊の手配や情報集めなども、絵本好きの方ばかりというメンバーの努力と熱意で、ほとんど日本にいるのと変わりなく準備できるそうです。使用する本も自前のものが多いそうです。ただ、それでもやはり子供達を夢中にさせる本選びや、緊張のゆるみ始めた子供達を上手に気分転換させる間の工夫などには、常に気をつかっています。

メンバーの多くは幼児・児童をもつお母さんですが、家庭での読み聞かせと大勢の子供の中で聞く定例会とでは、我が子の違った反応や、家では見られない側面に気づくこともあるそうです。
読み聞かせ会に参加されるお子さんの中にも、最初は一つ目のお話にしか集中できなかったのが、回を重ねる毎に最後まで聞き通すことができるようになったりと、やりがいのある変化に喜ばれることもあるそうです。「じっとお行儀よく座っていなさい、とうるさいことは言いたくありません。お子さん一人一人がお話を楽しんでくれれば十分です」
この会を通じて本好きになるお子さんが一人でも増えれば、というのが会の皆さんの願いです。
「お子さんを連れてぜひ一度お出かけください。」とのことでした。


今日のお話は何かな?


RBスタッフにとっても懐かしい”ぐりとぐら”の最新版!


読み聞かせ会メンバーの皆さん