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《目次》

ドイツ映画の歴史 (2017年7月6日) 

ニュージャーマンシネマ以降のおすすめ映画 (2017年7月27日)

ティーショップANMOオープン!(2017年9月21日

映画館Bambi(2017年11月2日)

美術展「Black & White」(2018年3月29日) 

 

ドイツ映画の歴史 (2017年7月6日)

Belgische UniversitätWuppertalの教授であるPeterさんにドイツ映画の特徴と歴史についてお話を伺いました。

ドイツ映画はの特徴は多くは社会的、政治的、男女の問題など様々なテーマですが、真面目にその問題を扱ったものが多い。

昔は娯楽映画も多く製作されていた。そのような映画を製作したのはUFAウーファという映画会社で1917年から第二次世界大戦中にかけて多くの作品を制作している。ウーファは1917年に第一次世界大戦のためのプロパガンダ映画や公共映画を作成する為にベルリンに設立された。
1921年に民営化され毎年600本もの作品を制作するドイツの代表的な映画会社になる。当時の代表的な監督は「メトロポリス」のフリッツラング監督などがいる。様々なジャンルの映画が製作されたが、なかでも世界的に評価されたのはオペレッタと呼ばれる音楽映画である。
1930年代に入るとUFAの持ち主であったアルフレートフーゲンベルクがヒトラー内閣の経済相、農相になったことによりナチスのプロパガンダ映画を制作するようになる。1945年にプロパガンダ映画の再作は禁止される。
戦後東ドイツにも戦後映画機関ができる。DEFA デーファ(Deutsche Film Aktiongesellschaft)
1945年から1990年の東ドイツ終焉まで続いた東ドイツ映画製作機関。当初はソヴィエトに統制されていたが、1949年の東ドイツ成立を経て、1953年に国営企業となった。1990年以後、撮影所は民間企業の所有となり、FEFAの映画資産はDEFA財団が管理している。株式会社であったが大半の株はドイツ社会主義統一党(SED)が持っており社会主義を称揚し非ナチ化を推進する目的があり、内容は制限されていた。けれども様々なジャンルの映画が製作されるようになってくる。おすすめの映画としてはKonrad Wolf監督の「Der Geteilt Himmel」がある。

1945以降からヨーロッパに新しい映画の流れが始まる。まずは1945年から1965年にイタリアでネオリアリズモ、1960年から1980年代にフランスでヌーベルバーグ、1970年から1990年代にドイツでニュージャーマンシネマ、1985年から2000年代にイギリスでNew British Cinema。社会に対して新しい角度から問題を提起しようと試みる映画である。
ドイツのニュージャーマンシネマを代表する監督としてファスビンダーFassbinder、Schlöndorf, MargrettvonTrotta, Alexander Kluge,Wim Wenders, Werner Herzognなどがいる。

最近の映画でおすすめのものはFatih Akin監督の「愛より強く」、ドキュメンタリ-映画であれば「Beuys」などがある。

 

ニュージャーマンシネマ以降のおすすめ映画(2017年7月27日)

Rainer Werner Fassbinder
Die Ehe der Maria braun(1979)
「マリアブラウンの結婚」
第二次世界大戦後で夫を亡くした未亡人マリアの生きざまを描く。
Lola(1981)
日本と同様敗戦後に軌跡の復興をしたドイツの急激に変わる経済環境の中で人間性やモラルが無視され思惑と欲望が絡み合う主人公ローラの周りの人間模様を描く。主演のBarbara Sukovaの演技にも注目。

Volker Schlöndorf
Die Bleichtrommel(1979)
「ブリキの太鼓」
ハイリンヒベルの小説を映画化。原作をうまく映画化している映画のようです。
“Die Verlorene Ehre der Katharina Blum(1975)
「カタリーナブルームの失われた名誉」
ハイリンヒベルの小説を映画化。当時の過剰な報道のありかたがテーマ。

Wim Wenders
Paris Texas(1984)
妻に再会する為に息子と車で向かう行程を描いたロードムービー。

Werner Herzog
Fizcarraldo(1982)
ジャングルにオペラハウスを建てるという夢を持つフィッツカラルドが奇跡を起こす壮大な物語。主演のKlaus Kinskiの主演に注目。

Hermut Dietl
Schtonk(1992)
ヒトラーの日記をめぐるコメディー映画。

Tom Tykwer トム ティクヴァ
Lola rennt”(1998)
ラン・ローラ・ラン
ローラが10万マルクを手に入れて街を駆け回る姿を3パターンで描く。

Leaner Haussmann
Sonnenalle(1999)
ベルリンの壁に沿った東ベルリンの大通りを舞台にした青春コメディー。
Herr Lehmann(2003)

Wolfgang Becker
Good Bye, Lenin!(2003)
東西統一後も病気で寝たきりの母の為に東ドイツの社会体制が何も変わってないように奔走するコメディー映画。

Dany Levy
Alles auf Zucker(2004)
コメディー映画。

Frorian Henkel von Donnermark
Das Leben der anderen(2006)
「善き人のためのソナタ」
東ベルリンで国家保安省の局員ヴィスラー大尉は反体制の疑いのある劇作家と同棲相手の女優の監視を命じられるが次第に彼らに共鳴していく。

Fatith Akin
Gegen die Wande(2004)
「愛より強く」
トルコ系ドイツ人の男女のストーリー。トルコ系ドイツ人がドイツでの生きづらさがあるのかということを感じさせる映画。
Auf der anderen Seite(2007)
「そして、私達は愛に帰る」
「愛, 死、悪」に関する三部作の「愛より強く」に続く二作目の作品。

Gregor Schnitzler
Die Wolke(2006)

Dennis Gansel
Die Welle(2008)

Bora Dagjetin
Fack ju Göhte(2013)

Maren Ade
Toni Erdmann(2016)
2008年にカンヌ映画祭でグランプリを受賞したコメディー映画。
 

ティーショップANMOオープン!(2017年9月21日
 

ドイツ人アーティスト、Annaさんと日本人アーティスト、モトコさんユニットによるギャラリースペース「を併設したティーショップがオープンします。お茶が大好きなお二人によって厳選されたこだわりのお茶が販売されるそうです。お茶の試飲もできるそうです。

ANMO ART
Bendemannstr. 18 
Eingang Charlottenstr.
40210 Düsseldorf
営業時間 水―金 12―18時
       土 12−16時
9月15日から11月8日はINTER VIEWの展示があります。9月14日19時から21時はオープニングパーティーがあります。

展示「INTER VIEW」

Justin Almquist 新作

Claes Oldenburg N.Y.C. Pretzel

Andy Wahhol サイン付き雑誌

オープニング:9月14日19:00〜21:00

期間:2017年9月15日〜11月8日

場所:ANMO Art (Bendemannstr.18, 40210 Düsseldorf)

今回の展示会「INTER VIEW」ではJustin Almquist氏による新作6点を中心に、Claes Oldenburg氏のマルティプル1点とAndy Wahhol氏のサイン付きの雑誌「Interview」によって構成されている。Almquist氏は1976年生まれで、米国とドイツで勉強した後に最近アメリカに帰国し、現在はLAで活躍している。今回の6点はアメリカ帰国後に製作されたもの。この展示会「INTER VIEW」で披露されている作品はどれもアメリカン・アートに対する高尚な姿勢を共有しており、Almquist氏の言葉を引用すると:

「これらの作品の全てには ”歩行者的な、土地特有の質”があり、知的なサブカルまたはポップカルチャーの影響を受けた現代のフォークアート(民芸)である。」

 

 

                                                                                             

映画館Bambi(2017年11月2日)

10月13日のライニッシュポストでデュッセルドルフにある5つの映画館(Filmkunstkino)Bambi, Metropol, Cinema, Soutettain) が紹介されました。
Bambiの責任者であるStephan Machac氏にお話しを伺いました。 以前はミニシアターが至るところにあったそうですが今はほとんどが閉館してしまったそうです。映画館UFA,UCIなどは配給会社により定められた映画のみを上映することしかできないけれど、バンビなどの5つの映画館は独自のプログラムで上映しています。文化的な映画、監督の主張がある映画、OMC映画を上映しています。 特にバンビは日本人街にあることもあり、日本映画を日本語で定期的に上映しているそうです。日本映画祭を定期的に開催しているBlackBoxとは違い最新の映画を上映しています。BlackBoxの日本映画祭は日本領事館の後援もあり、日本人が多く足を運んでいます。それに対してバンビへの日本人の来客が少ないそうです。BlackBoxの日本映画祭では定番の日本映画を上映していますがバンビでは最新作をみることができます。Machac氏はより多くの日本人に日本映画をバンビで楽しんでもらえたらと思っています。デュッセルドルフで日本映画を楽しんでみませんか。

美術展「Black & White」

今まで親しみの薄かった白黒の世界に着目した展示会がKunstplastでオープンされています。
オープニングに参加する機会があったので、その時の体験をレポートします。

ロンドンのナショナルギャラリーでも展示された内容を、ナショナルギャラリー協力のもと、更にはデュッセルドルフらしさとして白黒写真もテーマに加えて展示されています。
ルーベンス・レンブラント・ピカソ・ポロック・リヒターなどの有名な画家や芸術家がなぜ白黒を使ったのか、約700年前ぐらいから現代に至るまで、ほぼ時間の流れに沿って理解できるように展示されています。例えば、昔は宗教上、色は誘惑が多いとされてタブーだったとか、色絵の具が高価だったので見本として作画したとか、あえて色を省略して形を強調したかったとか。他にも、インスタレーション展示が2部屋あり、ひとつは部屋全体がグレー一色の部屋でした。影ができないような照明の中で座って周りを見渡していると、展示の一部になったような、そして、なぜかグレーの優しさが落ち着く感じがしました。もう一つの部屋は黄色の照明を通り抜けていく部屋ですが、この光のもとでは通る人たちが白黒に変化します。赤を着ているととても面白いですよ。
また、各展示ルームにはドイツ語以外にも英語の解説も書かれていました。

期間:3月22日〜7月15日
場所:Museum Kunstplast
詳細:https://shop.smkp.de/austellungen/black-white-von-duerer-bis-eliasson.html